【0016】ムラサキミツボシキリガ
Eupsilia unipuncta
晩秋に羽化し、翌年春まで成虫で越冬するユープシリア属はキリガの中でも種が多く、糖蜜採集によく集まってくれる。
しかしこのムラサキミツボシキリガは僕の糖蜜に来てくれたことがない。
糖蜜に来ないという種ではないので僕の糖蜜がお気に召さないようだ。
いつも見つけるのは灯りの下。
紫褐色の前翅に申し訳程度にミッキー紋が見られる。
新鮮な個体は黄色い紋だが、時間が経つにつれ白くなる。
キリガ屋はこぞって越冬前の黄色紋を狙うのだ。
【成虫写真】 20111029 埼玉県秩父市 <標高1000m>
食草が未だにわかっていないようだ。山地性が強く、川沿いで良く採集される。
紅葉の名所で採れることが多いのでモミジカエデ系かと僕はにらんでるのだが・・・
種小名はunipuncta (ウニプンクタ)。ラテン語でuni=「ひとつの」、puncta=「点」。 点は3つあるのだが・・・
埼玉では記録は少なくないが、正丸峠より西側に偏っている。
以下記録
【成虫写真】 20111205 埼玉県秩父市 <標高1000m>
【成虫写真】 20101127埼玉県秩父市 <標高360m>
【成虫写真】 20171212 埼玉県秩父市 <標高360m>
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