シロジマシャチホコ
Pheosia rimosa Packard, 1864
キングオブスタイリッシュ シロジマシャチホコ。
英語的におかしいが、僕の中でそう呼んでるとても美しいシャチホコガだ。
幼少の頃に図鑑で見てから、僕の憧れの蛾であった。
得てして僕は白黒の蛾が好きな傾向があるのだが、この種は群を抜いて美しいと感じる。
アクセント的に入った茶色がまた良いのだ。
シラカンバなどのカンバ類を食草としており、関東近辺ではかなり標高を上げないと見られない蛾である。
食草から1000m付近ならいてもよさそうだが、僕が見る限りは1500m付近にならないと見ていない。
感覚的には亜高山の蛾である。
記念すべき初遭遇のシロジマシャチホコ♂である。
あまりにも興奮して「シッ・・・シロシロ・・」とどもってしまった覚えがある。
♂の触角は櫛毛状だ。
♀は触角が目立たなくなってくる。
ちなみに埼玉ではここでしか記録がない。
普段使いの道路だと標高1000mがやっとの埼玉県では仕方ないことなのかもしれない。
種小名はrimosa (リモ-サ)。ラテン語で「亀裂」の意。
白地に亀裂が入ったような模様からとったのではないだろうか。
以前はP. fusiformis という独立種であったが、近年北米のP.rimosa と同種とされfusiformis は亜種となった。
コメント
先々週に青森の海岸付近でコンビニ灯りで見かけたのを
同定してたらここへ辿り着いた…北方の種記念kkk(´・ω・`)
投稿: | 2014年5月26日 (月) 10時19分