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【0128】シロモンアカガネヨトウ
Valeria dilutiapicana splendida

黒を基調とした前翅に白い紋が目立つ春のヤガだ。

関東近辺では食草のハルニレが生えている標高が高めのところに見ることができる。

生息地でライトを灯せば多数の個体が飛んでくるので珍品とまではいかないが、比較的出逢うのが難しい。

他にもハルニレを食草とする【シロスジシャチホコ】【ハイイロハガタヨトウ】なども私的遭遇率は低い。

シロモンアカガネは発生時期が短いというのも出逢いづらさに拍車をかけている。

S
【成虫♂写真】20140426利根郡片品村東小川<標高1180m>

水墨画のような黒の濃淡に目立つ白い紋とチラリと覗く純白の後翅のコントラストが堪らない。

一見地味に見えるかもしれないが、非常に美しい蛾であると断言する。



種小名は  dilutiapicana (ディルチアピカナ)。ラテン語では追い切れなかった。

タイプ亜種の記載者はロシアの昆虫学者、Ivan Nikolayevich Filipjev氏(イワン ニコラエビッチ フィリッピェフ)(1889-1940)だろうか。

タイプ亜種の産地は沿海州。しかしロシア語でもわからない。

では近隣国の言語を漁る。するとルーマニア語でdiluti=希釈 apic=頂点の という意味だった。

とにかく薄めまくった という意味だろうか?





他にもアカガネヨトウ と名のつく蛾は数種存在する。

以前の分類体系ではすべてヨトウガ亜科に分類されていた。

新体系ではキリガ亜科に分類されているが、このシロモンアカガネだけはモクメキリガ亜科に移されたようだ。


発生は春の短い期間。4月後半から5月初旬にかけて確認している。

埼玉での記録は奥秩父に限られている。

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