ウンモンスズメ
Callambulyx tatarinovii gabyae Bryk, 1946
緑色の迷彩模様が美しく人気の高いスズメガである。
ケヤキを食草とするので、都市部でも見ることができる。
ケヤキ並木のそばのマンションの壁で静止しているのをよく見かける。
ウンモンスズメの雲紋とは何かと検索してみると、どこかで見たことのあるような模様である。
ただ、ウンモンスズメの模様とイメージが一致するかと言われると僕は疑問符がついてしまう。
この辺は時代と命名者のセンスによるものなので仕方ないのかもしれない。
しかし和的で趣きのある名前であることには違いなく、良い和名だと思っている。
美しい緑色は標本にしてしばらくすると茶色に色褪せてしまう。
以前は摂食をしないと思っていたのだが、Youtubeにウンモンスズメが口吻を出して摂食している動画があった。認識を改めなければいけない。思い込みはダメだなぁ・・・
種小名は tatarinovii (タタリノウィー)。 うーむ。人名かな。けど検索には引っかからない。
同じつづりで菌類にも名前がついている。
タタール族という民族がいるらしいが・・・関係ないか。迷宮入り。
埼玉での記録は幅広く、県下全域で生息が確認されている。
コメント