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【0137】ヘリグロエダシャク
Bupalus vestalis vestalis

翅を閉じて止まるエダシャクの仲間だ。

「ヘリグロ」とは翅の縁が黒いことからつけられたであろう和名だが、静止時にその姿を確認することはできない。

展翅して初めてヘリグロの名がしっくりくる種である。

北海道と本州に生息しているようだが、本州ではある程度の標高がないと見ることができないと思う。

僕が見た個体はいずれも標高2000mオーバー。

実際にはそこまでの標高は必要ないと思われるが・・・ 北の蛾であることは間違いなさそうだ。

S2
【成虫♂写真】20140719 山梨県山梨市<標高2230m>

静止状態の♂であるが・・・

生態写真がネット上で見つからない。 以前知人に見せてもらった写真で頭には入っていたが、

翅を閉じて止まるという習性はこうして生で見るまではわからないと思う。

確かに図鑑を見ればそういった記述があるものの、認識度は低いのではないだろうか。


これだとヘリグロかどうかわかりづらいのでライトに集まり飛翔してる個体を撮影してみた。


S_2
【成虫♂写真】20140719 山梨県山梨市<標高2230m>

こうしてみると和名ヘリグロエダシャクにも納得ができる。

知人の話だと昼間も飛翔してる姿を見るという。図鑑にも昼飛性と記されているが、夜のライトにも集まる。

この日も複数の個体が集まってきた。


食草は詳細に確認されていないようだがマツ科との推測がある。

僕が撮影したポイント周辺はシラビソが多い。この辺りではシラビソを食草としているのかもしれない。

種小名はvestalis(ウェスタリス)=ウェスタの処女。古代ローマにて信仰されていた女神ウェスタに仕えた巫女たちのこと。

祀られた火を絶やすさないようにすることが仕事だったという。

その名の通り、処女であることが条件とされていたようだ。純潔な従者というイメージ。

確かにひらひらと灯りに集まる白いこの蛾はその名にふさわしい。良い名である。


埼玉でも秩父市矢竹沢(おそらくは入川林道か)で記録がある。

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