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【0159】フジシロミャクヨトウ
Sideridis kitti

富士山の5合目付近にのみ生息するという、極めて特異な分布をしている蛾である。

国外には広く生息している種なのだが、なぜ日本では比較的新しいとされる富士山にのみ生息しているのか。

詳しい分布はアルプス山脈、ウラル山脈南部、中央アジア、トルキスタン、モンゴル、シベリア南部となっている。

寒い地方を好む蛾ではありそうだが、他の高山帯にいない理由がわからない。

食草がムラサキモメンヅルとなっているが、特に富士山固有の植物ではない。

考えられるのは富士山以外の個体群が絶滅したということだが・・・ 想像の域は出ない。

S

S2
【成虫写真】20150723 静岡県小山町須走<標高1960m>


黒地に白い横脈が美しい種だ。前翅を閉じると外横線に富士山が現れる。

まさに富士山を代表する蛾といえるだろう。今のところ日本産の生体写真はネット上にこれだけだと思う。


種小名は kitti (キッティ)。いかにも献名ぽい。

決してりんご3個分のネコではない。ましてや「マイケル行きましょう」なんて絶対に言わない。

記載者はSchawerda氏で1914。同じ時代にkitt氏という方もククリアを記載しているのでこの方ではないかと思う。


現在は富士山のみで見つかっているので、勿論埼玉県では記録されていない。

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