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【0176】モンウスギヌカギバ
Macrocilix maia

2014年1月、『鳥の糞に集まるハエが前翅に描かれている』ということで少し話題になった蛾である。

しかし、その画像を見ると同種ではあるものの日本産ではなくマレーシアのキナバル山産のM.maia であるようだ。

日本のものはハエの頭部分が非常に小さく、殆どハエには見えない。

亜種に分かれていても良さそうなくらいの違いが見て取れるのだが、今のところ亜種には分かれていない。

本種は東北地方を北限としてインド北部まで広く生息する蛾となっている。

アラカシを食樹とし、関東地方では比較的少ない蛾のように思う。

090608
【成虫写真】20090608東京都西多摩郡檜原村<標高400m>

以前はArgyris maia という種だったが、1976年にHollowayによってMacrocilix maia となった。

Argyris maia の模式産地がGensanとなっており、これは北朝鮮の元山市(ウォンサン市)のことだと

mothprogさんよりご教示いただいた。これを見ると北朝鮮のM.maia は日本のものに近い印象を受ける。

Macrocilix maia を画像検索すると、いろいろな地域のモンウスギヌカギバが見られる。

ざっと見ると南方の物ほどハエの頭が大きくなる傾向があるように思う。


種小名はmaia (マイア)。春を司る豊穣の女神マイアのことだと思われる。


埼玉では大滝村、横瀬町、寄居町での記録があるが、僕自身は埼玉では見たことがない。

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