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【0182】ヒメハイイロカギバ
Pseudalbara parvula

他のカギバガとは少し違った姿形、独特な止まり方をする。ちょうど親指の爪のような大きさと形だ。 

カギバガの中ではかなり小さい方で、他種に見間違うことはないと思う。

クルミの仲間を食樹とし、春から初秋まで山間部の灯下採集ではよく見る種だ。

S
【成虫写真】20150604 片品村丸沼<標高1400m>

ヒメ〇〇〇、とヒメという冠詞が和名につく昆虫は対象の〇〇〇より小さい、ということが殆どである。

しかしこのヒメハイイロカギバは対象となるハイイロカギバという和名の種が存在しない。

Pseudalbara 属は他に1種、P. fuscifasciaという種が中国に分布しているがこれが倍くらい大きいのである。

この種がハイイロカギバ、というころになるのだろうか?

しかし和名であるからには日本にいるものを基準とするのではないかと思う。

中国の種をオオハイイロカギバとすればいいような気もするが…

ヒメはカギバにかかっていてカギバガのどの種より小さいという意味だろうか?

真意は命名者に聞いてみるしかないのかもしれない。


種小名のparvula(パルブラ)。ラテン語で「少し」の意味。

「小さい」ならわかるが「少し」とはちょっと不可解である。翅頂に少し見える模様のことを指しているのだろうか?

>>>>>>>>>160315追記

yyzz2さんより「とても小さい」 の意味であるとご教示いただいた。(平嶋,『生物学名辞典』,p.222)

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埼玉での記録は西側に偏っているが、つい先日さいたま市の公園で採集できた。

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コメント

parvula は,parvusに縮小辞の-ulusが付いたもので「とても小さい」の意らしいです。(平嶋,『生物学名辞典』,p.222)

おおお ありがとうございます!

「生物学名命名法辞典」のほうには parvus=小さい としか載ってなかった・・・w

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