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ヨモギキリガ 
Orthosia ella (Butler, 1878)



春に現れるキリガ。ヨモギキリガは分布はしているが中々採れない、そんなキリガである。

 

キリガの仲間というのは基本的に樹木に幼虫がつくのだが、ヨモギキリガはその名の通りヨモギを食餌とする。

 

ヨモギと言えば河川敷などに良く生えている草である。普通、そんなとこでキリガは採らない。

 

糖蜜採集も基本的には林のあるところで行う。キリガを採りに行ってもそこにヨモギキリガはいないのだ。

 

偶々生息域が重なるところで採集をすると飛んでくる。そんなちょい珍キリガなのだ。

 

 

そんなヨモギキリガ、飛来するとやはり嬉しい。

 

前翅からは想像できない純白の後翅を見たら最後、ヨモギキリガはお気に入りのキリガになってしまうのだ。

 

P3242997
【成虫♂写真】201800324 埼玉県

 

種小名はella (エラ)。 スペイン語で「彼女」の意。

 

埼玉での記録は少なくない。川口から大滝まで幅広く生息している。

 

 

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