秋キリガ

【0153】プライヤオビキリガ
Dryobotodes pryeri

秋に出現し、越冬せず冬には死に絶えてしまう秋キリガの仲間である。

Dryobotodes 属(ドリョボトデス?)はこの種しか僕はみたことがない。プライヤですらあまり見ない。

あまり相性のよくない属なのか。

個体変異が意外に多く、白っぽいの個体から黒っぽい個体まで幅広い。

しかし、大きさと出現時期からプライヤオビキリガにたどり着くのはそう難しいことではないはずだ。

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【成虫写真】20141004埼玉県秩父市三峰<標高700m>

種小名はpryeri (プリェリ、でいいのか?)。 和名にもある『日本蝶類図譜』を書いたPryer, Henry James Stovin,氏(プライヤ- ヘンリー ジェームス ストーヴィン,1850-1888)氏のことであろう。

プライヤー氏の名前を冠した和名は多いが、学名にはそれ以上に多く見られる。

検索したところ日本の蛾類では19種の種小名、亜種名にpryieri がつけられている。

【ミノウスバ】に至っては属名がPryeria だ。

正直な話、昔はプライヤを食樹の樹木か何かなんだろうと勘違いしていた。


食樹はヒメヤシャブシやコナラ、カシワとなっている。

埼玉県での記録は少なくない。浦和でも記録があるようだ。

【0116】キトガリキリガ
Telorta edentata

越冬をしないテロルタ属のキリガである。

おおよそ10月半ばくらいにその姿を見ることが多い秋の蛾だ。

テロータは日本で3種確認されているが、いずれも秋の大体同じ時期に出現する。


地味な仲間ではあるがキリガのシーズンインを知らせてくれる蛾たちだ。


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【成虫♂写真】20131014 埼玉県秩父市豆焼橋付近<標高980m>

オスの触角には毛束が目立つのがわかるかと思う。


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【成虫♀写真】20131014 埼玉県秩父市豆焼橋付近<標高980m>

同日同所にいたメス。

触角が糸状なのがわかる。色もオスに比べると若干薄いようだ。

食草はナシやクヌギ、アベマキが記録されている。

埼玉では平地から山地まで幅広く記録がある。

【0018】キマエキリガ
Hemiglaea costalis

キリガ・ヨトウガ・モンヤガの類は蛾の好きな僕にとっても特に好きな一群である。


その中でもキマエキリガはイイ。


もちろん生命にイイもワルイもないのだが・・・


僕の心を鷲掴みにする模様である。

スラッとした前縁部の黄色い帯はスポーツカーのような鋭さを感じる。


「スタイリッシュ」


そんな言葉がよく似合う蛾のひとつである。

S101120oota
【成虫写真】20101120埼玉県秩父市大達原 <標高360m>

食草が未だにわかっていないらしい。

種小名costalis (コスタリス)はラテン語で「肋骨の」という意味を持つ。

確かに三角部分の外側が肋骨に見える。


山がちなところにいる蛾だと思っていたが、埼玉県では大滝と川口市の記録がある。


以下記録 
111029hati
【成虫写真】20111029埼玉県小鹿野町八丁<標高1200m>
101102karu
【成虫写真】20101102長野県軽井沢町小瀬<標高1110m>


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