成虫有毒種

【0167】キドクガ
Kidokuga piperita

成虫にも毒があると言われている数少ない蛾である。

発生個所付近でのライトトラップには大量に飛来することがあるので注意が必要だ。

しかし実際に僕は成虫でかぶれたことがないため、どういった症状になるのかということはよくわからない。

そういった情報を知りたい方は「ドクガ 成虫 被害」で検索していただいた方が早いと思う。

S110731
【成虫♂写真】20110731 埼玉県秩父市大滝<標高830m>

黄色の前翅に黒い斑が施され、他の黄色系ドクガ【ドクガ】【チャドクガ】【ゴマフリドクガ】などに似ている。

そんな似ている種の中で、キドクガは黒い斑が全体的ではなく部分的に施されている。

細かい個体変異はあるものの、おおよそこの斑は同じような形をしている。慣れれば同定は難しくない。


属名がKidokuga (キドクガ)であり、和名がそのまま属名になっている珍しい例である。

以前は【トラサンドクガ】と共にEuproctis (ユープロクチス)属に分類されていたが、

標準図鑑によるとHolloway(1999)により分類の見直しがされ、新しい属が設定されたとのことだ。


種小名はpiperita (ピペリタ)。このまま翻訳ソフトにかけると「ハッカ」の意味しかでてこない。

これはペパーミントの学名がpiperita であることによるものだ。

piperがラテン語で「コショウ」なので、コショウを塗したような前翅を評してのことだろう。


様々な樹木を食樹とし、埼玉では普遍的に見られる種だ。


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